「英語を流暢に話せるようになりたい!」という方も、「留学で伸ばした英語力を維持したい!」という方もできる英語を話す練習方法をご紹介します。
英語力を上げるのは簡単ではないですし、せっかく留学をしても日頃から訓練をしておかないと、話す力はすぐに衰えます。
この記事では、それでも日々の努力を重ねて英語力を上げることができた筆者が実際にしていた「効果があった英語を話す練習方法」をご紹介します。
留学をして来た、と言うと、だから英語ができるんだね〜!なんて言われることが多いのですが、筆者にとって英語を話せるようになるまでの道のりは簡単ではありませんでした。
今だから言えることですが、留学当時は英語を話せるようになるために、そして帰ってきてからもそれを維持するために必死でした。
それでも、英語で話す力は毎日地道に努力して上げてきましたし、留学が終わった後もそれをしっかりと維持する努力を続けています。
その結果、今でも英語を母国語として話す人に「あなたの母国語は英語だと思っていた!」と言われるくらいには英語を話す力を維持できています。
今回はそんな、
- スピーキング力を上げる方法
- 上げたスピーキング力を保つためにできる方法
を具体的にご紹介していきます!
毎日、どこにいてもできる方法ばかりなので、是非実践してみてくださいね♪
英語を流暢に話す練習:TOEICやTOEFLの勉強
スコアを取ることも大切ですが、筆者がここで言いたいのはそういうことではなく、「勉強をしていく流れを知る」ためにTOEICやTOEFLなどの教科書や参考書を使うということです。
TOEICやTOEFLなどの勉強をするべき理由はこれです。
- 何をどう勉強すれば良いのか分かるから道に迷わなくなる
- 引き出しを作っておくことで話せる幅が広がる
- 知識がないと話せるようにはならない
✔️何をどう勉強すれば良いのか分かるから道に迷わなくなります
教材があると流れに沿って順調に学習を進めることができるので、「学ばないといけないことの道しるべ」に繋がりました。そして、
✔️引き出しを作っておくことで話せる幅が広がります
「英語についての知識がある」ということは「話すことができる範囲が広まる」ということです。
単語力はあればあるほど流暢に会話ができるようになりますし、文法はできる限り完璧にしておかないとネイティブの会話に置いていかれます。(筆者が身をもって経験済みです)
✔️知識がないと話せるようにはならないのは当たり前ですね
いざ話そう!と思っても、「単語を知らない、文法が分からない」だと話し方が分からないままです。
知識がなくても聞いていれば話せるようになるのは赤ちゃんくらいですね。残念ですが。
ちなみに筆者が使っていたのはこのテキストです。TOEFL iBTのスピーキングはかなりレベルが高いので初心者の方には難しいかもしれませんが、本気でスピーキング力をつけたいのならおすすめです。練習問題もガッツリ入っています。
大切なのは、このプロセスです。
- 過去問や擬似問題を解き、自分の理解できていない部分や知らなかった単語を明らかにする
できなかった部分を「自分で噛み砕いて、調べて、できるようになる」というプロセスが大切なんです。
これができれば必然的にスコアも上がるし、一石二鳥ですよ♪
ただただ文法の参考書を読んで基本を理解することは大切ですが、一回通して読んだら、あとは問題を解きまくって、答え合わせをして、できなかった部分をできるようにしましょう。
これはリーディングでも、リスニングでも、ライティングでも、スピーキングでも同じです。
- 学生時代に先生が教えようとしていたことは正しかったらしい
筆者は受験勉強をしていた頃先生たちに、過去問をひたすら解け!と言われていたのですが、その「ひたすら」というのは「数をこなすべき」とか、「その問題を暗記すれば良い」というわけではなくて、できない部分をしっかり噛み砕いてから進め!という意味だったのだと後々になってわかりました。
そのできなかった問題だけできるようになっても、問題が変わればできなくなってしまう、という応用が効かなければ意味はありません。
よく数学で、この数字ならできるけど違う数字になった途端にできなくなった、なんて経験はありませんか?
- 応用ができるようになるまで慣れるのが重要
英語でも同じです。単語が変わった途端に言葉をつかえてしまったり、状況が変わった途端に「何をどう言えば良いかわからなくなってしまう」のは「応用ができていないから」です。
その問題ができるようになることは当たり前で、そのできなかった部分の項目をもう一度全てカバーして、完璧にすることが大切です。
それができたら新しい過去問に進んで、新しい問題にぶち当たりましょう!
次に似た問題が出てきたときにはもう間違わない!という自信がついたら次に進むのが大切です。知識が広がれば、あとは実際に話す練習をすることで必然的に話せるようになっていきます。
英語を流暢に話す練習:会話する機会を作る
知識がついたら、それをアウトプットしていきましょう。会話ができるようになるには、「インプット」したものをいかに「アウトプット」するかで差がつきます。
知識ばかりつけても使う機会を作らないと「話せるように」はならないんだね!
それでは具体的にアウトプットをするための方法をご紹介していきます。
- オンライン英会話を利用する
先生に1対1でレッスンをして、自分の英語をなおしてもらうのは非常に効果的です。自分では話せると思っていても、変な癖がついてしまっていて聞き取ってもらえなくなっていては無意味です。
先生をつけないと危ない理由はこんな感じです。
- 間違ったことを言っていたら直してくれる先生がいないと間違ったことを言い続けてしまう
- より良い答えを教えてくれる先生がいないと同じレベルのまま停滞してしまう
- 変な癖がついてしまっていても自分では気づけない
- 自分独自の言語を作り上げてしまうので誰も理解してくれず努力が水の泡
- 文法的には正しくてもネイティブが言わない不自然な言い回しに気づけない
英語を話せるようになる目的が人と円滑にコミュニケーションを取ることなのであれば、実際にネイティブと会話をして方向性を正しておかないと「無駄な努力」をしていても気づきませんよ。
例えば【italki】ならマンツーマンのレッスンが30分単位500円前後から受けることができます。
月額や会費もかからず、レッスンを受けたときにレッスン代を払うだけなので好きなタイミングでプレッシャーもなく継続することができます。
先生たちと話すがの楽しくて、筆者も愛用しています。無料で1回レッスンを受けてみることができるので、気になる方は気軽に試してみて下さい。
公式サイトを見てみる>>お手頃な価格でマンツーマンの言語学習ができる【italki】
レッスン数を毎月決めておきたい方は、複数回レッスンのセット料金があるオンライン英会話もあります。まとめ記事をどうぞ。
【参考記事】オンライン英会話おすすめまとめ!全て無料体験レッスンができますよ
- 集まりに参加する
お住いの地域にもよりますが、アプリの「meet up」などを使えば気楽にイベントへ参加できます。
「Let’s speak in English!」などの国際交流パーティーに参加して、英語を話す機会を作ることもおすすめです。
イベントは定期的に開催されているので、毎週同じイベントに参加することでスピーキング練習の継続に繋がります。
出会いもあるみたいですね・・・♡
国際恋愛を始めて英語の練習に繋げる、なんてことも・・・?笑
【関連記事】時代はマッチングアプリ?使うときの注意点と素敵な相手の見定め方をまとめました
英語を流暢に話す練習:独り言を英語にする
こちらも一種の王道的なアウトプットの方法ですが、これは「言語ができるようになるまでに絶対に通る道」なのではないでしょうか。
独り言すら英語にできなければ、話すことができるというレベルまで到達することはないでしょう。
まずは日常的な一言から話せるようになっていくのが大切です!
さらっと言いましたが、「日常的」という言葉がポイントです。
人間は、言葉を使うと覚えます。
使わない言葉は「ただの知識」としてとどまってしまい記憶に残りにくいのですが、教科書に乗っていて何度見ても覚えられなかった単語も、一回使ってみると一瞬で覚えられたりするのが言語です。
いざ使う時が来たら、辞書で調べなおしてでもいいから発声してみることです。
こちらの応用編は後ほどご紹介します。
【参考記事】本気で語学力を伸ばしたい留学に電子辞書が必須な理由とは?持っていると圧倒的に差がつく理由を解説します。
英語を流暢に話す練習:セリフを真似る
役者のセリフを真似る、「シャドーイング」や「リピート」と呼ばれる方法はかなり効果的です。特におすすめなのが「リピート」です。
【リピートのメリット】
・英語で話すときの口の動きに慣れられる
・ネイティブと同じスピードで話す感覚が掴める
・リスニングの練習にもなる
・発音が良くなる
日本語と英語は、音の出し方や話をするときの音の波が全然違います。
それを練習する一番の方法は、役者の真似をすることです!
さぁみなさん!恥を捨てて役になりきりましょう!!
- 「リピート」のやり方
好きな英語のドラマや映画のセリフを、真似るだけです。
筆者はgleeにハマっていたので、レイチェルのややオーバー気味なセリフを真似ていました。
❶【U-NEXT】などで学びたい言語のドラマや映画の動画を選ぶ
❷ 好きな場面のセリフを1つ選ぶ
❸ 言っていることがわからないときは日本語の字幕をつけて理解する
❹ 英語の字幕をつけて、役者のセリフを聞きながら字幕を目で追う
❺ 同じスピードと声のトーン、抑揚をつけて話す練習をします
❻ 言えるようになるまでリピート再生を繰り返します
上手になってきたら、速くて難易度の高いセリフにもチャレンジしていこうね♪
同じスピードで、トーンも抑揚も、なるべく全く同じように聞こえるように真似するのがポイントです。
字幕を付けても聞き取れない部分があるのなら、何度もリピート再生を繰り返しましょう!
繰り返していくうちに、発音だけでなく、話しをするときの流れや言い回しまで自然と入ってくるようになります。
わからない文法や、ネイティブの表現の仕方まで学べて、かなり有力な方法です。
字幕を付けて何度も再生ができる動画配信サービスはこのあたりが使いやすいです。
▶︎【Hulu】・・・2週間無料お試し期間有り。有名な洋画も多い
▶︎【U-NEXT】・・・31日間無料お試し期間有り。韓国系の作品も多い
▶︎【Prime Video】・・・30日間無料お試し期間有り。人気オリジナル作品も多い
どれも無料のお試し期間があるので、使いにくいと感じたり観たい動画が見つからない場合は本登録をしなくて良いと思います。
英語を流暢に話す練習:英語で日記を書く
間違っているかもしれない文法だって、いいんです。
今日あったことを書きなぐりましょう!
日記を書くのは、言いたいことを言うための練習になります。
- 覚えた単語や新しい文法があれば、それを積極的に日記の一言に組み込むようにしましょう。
「〜今日勉強したこと〜」という枠に書き出しておくのも良いかもしれませんが、筆者は個人的に、「無理やりにでも日記の内容に学習した単語や文法を組み込むこと」が効果的だと思っています。
超専門的な単語なのであれば、それについて調べてみてわかったことを日記の一部にする、でも良いです。
新しく覚えた部分はマーカーで色を塗っておいたりすれば、あとで復習の際にも使いやすいです。
正直筆者は、過去にあったことを見返したくないタイプなので(覚えていることとは別に)一度書いたら読み返すことはありませんが、笑
書いておくと記憶に残りやすいです。
日記を書いているうちにわからない文法があったら、その場で調べましょう!
「わからない」は「成長するタイミング」です。
あとで調べれば良いや〜だと、そのときの状況を忘れてしまい記憶しづらくなってしまいます。その場で調べて下さい!
おすすめの参考書はこれです。基礎文法が全てつまっています。筆者はこれに何度も救われています。
英語を流暢に話す練習:一人で話す
ここまで読んで下さっている方に朗報です!
これが一番自分にとって効果的だった方法だと思っています。
それは、一人でひたすら自分に向かって話すことです。
これは先述した「独り言を英語でする」のではなく、「自分と英語で会話をする」ということです。
やり方は簡単です。
❶ お題を決めます。
筆者はよく、先ほどご紹介したTOEFL iBT スピーキングの本に書いてあるお題を選んでいました!
❷そのお題に対するる答えをシャワーを浴びながら口に出します
お風呂から上がると家族に「さっきお風呂で一人で話してた・・・?しかも英語で・・・?」と心配されることがありました。笑
- 誰かと何かについて話している設定にして、一人二役を演じてみるのも良いです
自分で発言したことに、自分が返答するんです。笑
大切なのは、頭で考えているだけでなく、口に出して実際に話しているときと同じように会話を繰り広ることです。
頭で考えてからなら言えるんだけど、実際に話してみると考える時間がなくて文法がぐちゃぐちゃになっちゃう・・・なんて言い訳です!
できないならやる!自分でできる状況を作る!それに限ります。
話し相手がいないのなら、自分が話し相手になればいいのです。笑
先程ご紹介したオンライン英会話などを定期的に挟んで間違いを正しながら進むことをおすすめしますが、自分を話し相手にして日頃から英語で話すことを習慣化しておくとより良いです。
定期的に英語を聞いてワクワクする!
英語を勉強しているうちに、どうしても疲れてしまったり、やる気が落ちてしまうこともあると思います。
そういうときは、英語の音楽を聞いたり、英語のドラマや映画を観て「ワクワク」した気持ちを取り戻しましょう!
と、いうことで今回は、英語で流暢に会話をする練習方法をご紹介しました!
スピーキング力向上のお役に立てていれば光栄です!
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