留学中は、日本人とはあまり関わらないべきですか?の答えを簡潔に、カナダ1年留学を経験した筆者がお伝えします。
留学中日本人とは話すべきじゃないのか?よくある質問です。
逆に、留学経験者が熱心に、「日本人とは関わらないべき!」と主張しているのもよく目にします。
筆者は個人的に、日本人とは関わらないべき、という発想に疑問を持ちます。
筆者個人の意見としてはそれよりもっと、重視することがあるんじゃないの?
ということです。
結論から述べると、日本人と関わっても英語は上達するし、いいと思います!
今回の記事はあくまで、「英語を話すことを目的にしている人」からの「日本人と関わらないべきなのか?」という疑問について、筆者の体験談と周りで英語を話している日本人を参考に
英語力を伸ばすことを目的にした、意見を紹介しています。
人として、生活の上で、留学中は日本人と関わっているべきでないのか、というところに視点は置いていないことをご理解ください。
ちなみに人として、生活の上で、ということであれば筆者の意見は
国籍関係なく自分と合う人と関わればいいじゃん、の1本なので割愛させて頂きます。
また、筆者は英語に関するエリートでもなんでもない、
留学をして英語力を伸ばした、ただの1個人です。
超スコアを持っているすごい方達は、暖かい目で見守って頂く、あるいは
より良い方法があればご提示頂けると幸いです。
英語を話すためにした努力の方法
筆者は高校時代、1クラス全体が英語圏の国に留学をして、1年後に帰ってくる、というプログラムのある日本の高校のクラスに所属していました。
(1年以内に帰国した場合、日本の高校から強制退学でした。)
留学をして帰ってきて受けたTOEICでは、500点のスコアアップを果たしました。
1年留学をして、それなりに英語を勉強した人の、凄くもなくやばくもない超平均的なスコアだと思います。
留学前は文法の基礎を習ったのにも関わらず覚えていなかったので、SVOも分からず、I like melon が言えなかったレベルです。
大学のプレイスメントテストで受けたTOEFL ITPは満点を取ることができました。
学生なめてんの?って笑ってしまったのを覚えています。
(調子にのるとかではなく、本心から疑問でした。某東京6大学で使われているプレイスメントテストです。)
それくらいには、留学で英語の基礎をつけて帰国しました。(こちらは帰国後TOEFL IBTの勉強をしてから受けた試験なので留学のみでつけた語学力ではありませんが)
実際話せるの?といったところですが、現在オーストラリアでローカルジョブをするにおいて問題ない、オーストラリア人の中に混じってグループ面接で2次選考通過現場でのトライアルを経て無事仕事ゲット、日常で言いたいことは複雑すぎなければ問題なく会話できる、難しい内容でなければオーストラリア人にカナダ人と間違われる程度には話せるようになりました。
全く完璧ではありませんが、なんとなく話せるようになったんだなぁ程度に掴んで頂けていると幸いです・・・
そんな私のカナダ留学時代はと言うと、それなりには自分を厳しい環境に置いていたとは思います。
カナダで通っていた現地校には、日本人が私ともう1人の計2人しかいませんでした。
その日本人も英語をしっかり習得したい人だったので
日本語は話さないぞ協定を結んでいました。笑
常に日本人と英語で会話していた、ということです。
お互いと話すときにも、つたない英語を必死で話して意思を伝えるようにしていました。
最初はもう、お互い英語がボロボロすぎてめちゃくちゃでしたが、笑
そうすると、相手が会話で知らない単語を使ってきたときに、ショックを受けます。
隠れて調べて、それを自分のモノにする…
同じスピードで英語を学んでいる日本人がいると、勉強になりますし、良いライバルにもなります。
後から聞いた話、お互いに同じことを思って、同じことをしないたそうです。笑
でもたまに、月に1回あるかないか程度の頻度で、お互いが本当に英語に疲弊してしまった頃に、日本語dayを作っていました。
思いっきり1日中、日本語で話したりお笑いのチャンネルを観て爆笑しまくる日です。
本来、口を開くと漫才になる2人も、英語で思うようにジョークを言ったり、毒をついたりすることはできなかったので
非常に良いリフレッシュになっていたのを覚えています。
(なぜか下らないダジャレを言いながら野菜を振り回して筆者の家で爆笑していたのが良い思い出です。
留学で英語が話せるようになった人たちの特徴
留学後、同じように1年留学を経て帰国し、集まったクラスメートたちと顔をあわせてみると、英語力が伸びている人と、未だに何も話せずに帰ってきた人との差がはっきりしました。
英語が話せずに帰ってきたクラスメートには、オーラルコミュニケーションの授業中(授業内全て英語する会話の授業)のディスカッションで「すげえ!英語話してる!」と驚かれたことがあります。(その人も同時期にアメリカで1年留学しました)
英語が話せるようになった人たちのほとんどに共通していたのが
日本人と話すときにも英語で会話をするルールを作っていた人たちでした。
【関連記事】英語力を上達させた人たちの共通点はこれ!留学を無駄にしないためにできることとは?
何を言いたいかというと日本人とも英語を話さないとダメ!ということではなく、それくらいの気持ちで臨む人は上達して帰ってくるということです。
日本人と話さないべき?と悩んでいる方、そもそも、留学をする目的はなんですか?
海外に行って、日本とは違う環境に住みたい、という目的であれば、日本人と関わっていてもいいと思います。しかし、海外にいても日本の文化に浸っていたら、せっかくの海外生活での新しい発見をする機会は減ってしまうんじゃないでしょうか?
英語を話せるようになりたい、というのであれば日本語ばかり話していて、英語は学べているのですか?ということです。
でも決して、日本人と関わるべきではない、とは言っていません。
むしろ、関わることで良い影響を与えてくれる日本人はたくさんいます。
今の時代、英語がペラペラな日本人はそこら中にいます。
そういう人に、勉強のコツや、使いやすいフレーズなどを教えてもらうことだってできますね。
英語が話せるようになりたい!という気持ちの強い日本人とだったら、情報を交換しあったりすることができます。
分からないことを教えあったりすることは国籍が違う人と共有するよりも自分に浸透してきやすいですし、心の支えにもなりやすいです。
筆者のように、日本人同士でも英語で会話をすることだってできます。
日本人と関わっていても、英語を話せばいいんです。
結局日本人とは一緒にいるべき?いないべき?
ポイントは、日本人とばかり一緒にいるべきではない、ということではなく
目的に導いてくれる人と積極的に関わればいいじゃないか、ということです。
自分の目的を果たしてくれそうな人と一緒にいるようにすれば
日本人と一緒にいることをわざわざ避ける必要はないのではないかと思います。
英語が話せるようになりたい、と思うなら、英語が話せる環境に惹かれるはずです。
そのうち、英語をゆっくり話してくれるネイティブや、上手に話す他の国から来た人たちと仲良くなっていくものだと思います。
目的が違う人、同じところを目指してない人、口先だけの人とは、話が噛み合わなくなるものじゃないでしょうか?
自分の目的、目標に忠実でいれば、一緒にいて心地よい人と自然に一緒にいるようになるものだと、筆者は感じます。
その相手が日本人なのであれば、一緒にいない理由もないと思います。
英語ができる人は日本人とも関わっている
それでは果たして、英語をペラペラ話せる人たちは日本人と関わらないようにしているのか?ということなんですが、
日本人との集まりも楽しんでいる人たちばかりなんですよね。
ワーホリをしていて気づいたのは、英語ができる人はだいたい、日本人から距離を置いていない、ということです。
この人、英語うまいなぁと思った人の中に、日本人と話さないようにしている、という人は今まで見たことがありません。
そういう人たちは揃って、「日本人とか国籍関係なく、面白い人がいたら関わりたいよね〜」と言います。
お気づきですか?
英語が話せる人たちのガード、ゆるいですよ!笑
先ほどお伝えした通り、英語を話す力がある人たちはほとんどが日本人とも英語で話したり、英語で会話をする友達を積極的につくったりと以前何かしらの努力をしてきている人たちです。
超センスがある人とか、小さい頃から教育されていたような人でもない限り、日本人がちょっとの努力で英語ペラペラになった!なんてことはないと思います。
英語が話せている、ということは、その努力に結果を出している人、ということです。
そういう人たちが、どうやって努力してきたのか、知りたくないですか?笑
そうやって英語が話せるようになった人たちには余裕もあるので、日本人と集まって、一緒に何かを楽しんだり、周りから吸収できるものを積極的に感じて楽しむ人が多いです。
既に英語が話せるので、日本人と日本語で会話することにも抵抗がありません。
日本人だから・・・と敬遠していたら、せっかくの機会を逃してしまうことにもなります。
と、言いたかったのはこれではなくてですね・・・
英語が話せる日本人は、英語を話そうとしてたから
相手が日本人であろうとどこの国籍であろうと
英語を話すための努力をしてきたことに変わりはない、ということです。
そして、そういう人たちが努力をしてきたのは、日本人と関わらないようにすることではなく、「英語を話すようにしていた」ということです。
だから、悩むべきところは、日本人と関わらないべきなのか?ではないということです。
センスがなくても話せるようになるよ
もちろん、言語はセンスがあると思うので、努力をしなくてもペラペラになることができる人はいると思います。
でも、そうじゃないなら、試行錯誤して1歩ずつ努力するしかないですよね。
文法は、後から肉付けしていけば良いです。
特に留学をする機会があるというのであれば、それをできる限り活用して話して話して話しまくる!そして生の英語を聞きまくる!
初期の言語習得には、これが一番だと思います。
もし悩むことがあるのだとしたら、日本人と関わるべきではないのか、ではなくどうすればもっと英語を話す環境に自分をおくことができるのか?ということだと、筆者は思います。
英会話をする機会は作れる!
英語を話せる人が全員同意する、英語上達法、それは
まずは話して、聞いて、話しまくる!!
これが大切です。
まだ日本にいる、という方も、大丈夫です。
英会話のレッスンは、使ってみたことがありますか?
日本でも英会話のレッスンをして、話す練習をすることができます。
【参考記事】DMM英会話の無料レッスンを体験してみた!効果はあるの?とっても楽しかったからレッスンの内容をシェアします
オンライン英会話などを上手に活用して、しっかりアプトプットしていくと良いです。
オンライン英会話の良いところは、こちらが英語をうまく話せなくても先生が辛抱強く聞いてくれるし、間違いがあると優しくなおしてくれるところです。
こういう機会を逃さないようにしていきたいですね。
現地での生の英語に慣れておくこともできるので、せっかく無料なら積極的に試してみましょう!
留学後のフォローアップにも、使えるものは使っておきましょう。笑
英語力を上達させるために、どんどん話していきましょう!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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