先日YouTubeの動画で実際に英語で紹介した内容が有り難くも反響が大きかったので嬉しい限りです。
状況によっては動画よりも字で読む媒体の方がスムーズである場合があるので、今回は動画で英語にてご紹介した内容を日本語にて(動画には日本語字幕と英語字幕の両方をつけてはいますが)記事にしたいと思います。
動画ではなるべく短く簡潔に、を心がけているので、動画では語らなかったことまで少し詳しくご説明させて頂きます。
動画のまとめプラス記事だと思って目を通して頂けたら嬉しいです。
記事の最後に筆者が実際に英語を話しながら記事の内容を簡単に紹介しているYouTube動画を貼っておきますので、良かったらあわせてご覧ください♪
それではサクッといきましょーう!
1年留学で英語力は伸びるものなの?
答えはイエスです!
しかし、ここでしっかりと記載しておきたいのが、努力次第で伸びる可能性がある、という意味であるということです。
筆者は高校時代1年間カナダの現地校にて留学生をしていました。
高校のクラス全体が1年間、カナダ、アメリカ、イギリス、あるいはオーストラリアのどこかの国に行ってそれぞれ現地校に通い、1年後に日本の学校にまた集結する、という交換留学のプログラムがある高校でした。
現地の学生たちと同じ教室で同じように授業を受ける中で英語を学んでいきます。
1年後クラスに戻って来たクラスの中で、英語力を圧倒的に伸ばして来たメンバーと、多少変わって帰って来たメンバーがいるのがはっきり目に見えたのを今でも覚えています。
その違いをはっきり分けるのは、何を隠そう努力の差です。
英語力が大幅に伸びたメンバーの努力は底知れず、毎日楽しく、時に食いしばりながら英語を伸ばすことに注力していました。
日本語が母国語の私たちにとっては、海外にいてもそれだけでは英語力は伸びにくいのが現実です。(もちろんそれだけで伸びる方もいらっしゃるとは思いますが。)
「留学生」というラベルを貼ってもらうことができるので、何か理解ができていなくても守ってくれる環境はありましたが、それに甘えて理解できていなくてもいいや〜とぼうっと生活だけしてきた人たちは、なんとなく耳慣れした程度で帰国していた印象です。
それなりに授業を理解して、現地の学生たちと同じように生活をする、というのは、少なくとも筆者にとっては勇気と努力のいることでしたし、全く日本語が通じない環境は非常に刺激的で楽しいものであると同時にきつい時期があったのも覚えています。
留学中の1年間は終始、言いたいことが伝えられない、ゆっくり教えてもらったことすら分からないなど、悔しい思いをすることばかりでした。
留学の半年がたった頃、自分が思っていたよりも全然英語が話せない、聞き取れないのが悔しいこと、あと残りはすでに過ごして来てしまった半年分を折り返したら終わってしまうことへの恐怖感と焦りで一人部屋にこもって涙を流したこともありました。
自分なりに努力をしているのにこれしか上達できていない、という現実が本当にきつかったです。
今思うとその辛い、しんどい、もどかしい、悔しいといった感情も、努力をしようとしていたからこそ感じられたことだと思います。
オーストラリアにワーホリに来て、英語がわからなくて辛い、帰りたい、と発言する日本人の方々を何度も見て来ましたが、そういう方はきっと本当はとっても頑張りたい人たちなんだと思います。
そんな方々がもしこの記事を読んで下さっているなら、
大丈夫です。あなたは頑張っています、必ず良くなりますよ、と声をかけさせてください。
少し内容がずれて来たのでさっさと次にいきましょう!
留学前はどれくらい話せたの?
あの頃の自分に会ったらみなさん驚くであろうほどに、何も話せませんでした。笑
日本では中学時代から英語は必須科目だったのでこなしては来ていましたが、本当にセンスがなかったんでしょうね。
超基本のSVOも教科書で暗記をしていただけで、理解をしていなかったので使うことができませんでした。
(ずっと前に勉強したな・・・忘れたけど、という方のために念の為説明させて頂くと、SVOは主語、動詞、目的語という英語の基本の文法です。)
クラスでもダントツで英語ができなかった筆者でした。
カナダに着いて初日にホストマザーが筆者に簡単な質問をする時間をとってくれました。
かなりゆっくりとした英語で、筆者の好きな食べ物、趣味、好きな果物などを聞かれていたはずなのですが、当時は本当に意味がわからないし、文章も作れなかったのでひたすら単語を答えていたのを覚えています。
その中で覚えているのが、好きな果物を答えるときに何を考えたのか、メロンをmelonとそのまま答えれば良いものをwater melonと答えてしまいスイカが好きなのだと勘違いさせてしまったがために、ずっとスイカを出してくれるようになった失敗談です。
英語を話すことへの緊張感があって、硬直していました。
ゆっくりと、かなり親切に夜遅くまで時間を取ってくれたマザーに、ろくな答えをすることができなかったこと、何もまともに聞き取れなかったのが申し訳なくて(そうなることは知っていたのに勉強をしずに飛んだのが悪いのですが)絶対に英語を話せるようになってコミュニケーションができるようになる、と心に誓いました。
優しくしてくれるホストファミリーにしっかりとお礼を言いたいのに、ありがとうの気持ちをThank youとしか言えなかったのがもどかしくて、早くどれくらい感謝しているのか伝えたい、と思っていたのはモチベーションに繋がっていました。
どれくらい英語が話せなかったのか、というか基礎知識をつけて来なかったのか、おわかり頂けましたでしょうか?
筆者は、留学さえしてしまえば英語が話せるようになるだろう、と甘い考えを持っていた張本人でしたが、カナダに飛行して初日に危機感を味わえたのでよかったと思います。
そこから毎日、筆者の奮闘が始まりました。
留学は英語上達に必須だったと思う?
筆者個人の意見としては、必須だったと感じています。
世の中にはセンスに長けているのか、頭が良いからなのかは分かり兼ねますが、留学などをしなくてもペラペラと英語が話せてしまうツワモノがいらっしゃるのも確かです。
筆者は残念ながら、日本にいるだけでは一生英語を習得することができなかった側の人間だったでしょう。
何よりも、英語は学べば使える言語であること、教科書上で学ぶただの教科ではないことをカナダに渡ってから実感することができ、それが英語上達へのモチベーションに繋がったのが一番の大きな理由です。
カナダに行くまでは英語の必要性を頭では分かっていても、ピンと来ていなかったので勉強のやる気スイッチが入っていませんでした。
カナダにいる人たちと話がしたい!コミュニケーションが取りたい!という気持ちが筆者を大きく動かしました。
日本にいると、英語が必須になってくる状況になることはまだ稀なのではないでしょうか?
なんとなく英単語がわかれば大丈夫!という状況ではなくなって、やるしかなくなったことと、1年もカナダにいたのに全く英語が話せないで帰るなんてできない!と思っていました。
ありがとう、過去の自分、今は英語で仕事がかろうじてできるくらいにはなってるよ、笑
振り返ってみる
1年も留学をしていれば英語が話せるようになる!と思っている方は多いと思います。
冒頭でも答えたように、その説は正しいと思いますが、全ての人が努力なしで勝手に英語を話せるようになるかと言ったら難しいと思う、というのが答えです。
英語が話せるからこそ仲良くなることができた友人たちがいて、だからこそ一緒に仕事をすることができた人たちがいて、現在オーストラリアでワーキングホリデーをしている今特に、英語が話せるようになってよかったと思えています。
英語が話せるようになってからは旅行に行くのも怖くなくなりました。
英語を話す国でなくても、きっと何かあった時も英語が話せる人ならいるだろう、という気持ちが背中を押してくれます。
世界はぐっと広くなったと感じています。
完璧からはまだほど遠いとは感じていますが、楽しめる世界が変わったのは十分に感じられています。
今英語を頑張っている!という方も、努力をする自分と楽しさが増す将来を信じて、一緒に頑張って行きましょう^^