エスプレッソマシーンを買うのは高いですが、なくても簡単に家でラテアートの練習ができちゃうんです!
今回は、大きくて高級なエスプレッソマシンを買わずに、家でラテアートを作る方法をご紹介します♪
わたしはオーストラリアに来て、「バリスタになるんだ!」と決めました。でも経験はないし、ラテアートもろくに作れないわたしにとって、バリスタ採用をしてもらうのは難しいみたい。だったらせめて、ラテアートくらいは練習して上手になっておきたい!
ということで、家でラテアートの練習をするために考えたのが、今回ご紹介する方法になります。
数万円もするエスプレッソマシンを購入する必要は無し!で練習できる方法なので、
エスプレッソマシンを買うお金もないし、買っても大きすぎて置いておけない!
という方も安心してください!
安くて、軽くてかさばらない機材だけで、簡単にラテアートの練習ができますよ♪
ということでこの記事は、
- ラテアートができるようになりたい
- 家で美味しいコーヒーを入れたい
- 人を家に招いたときに喜んでもらえるようなコーヒーをいれたい
方に向けて、
エスプレッソマシンがなくても家でラテアートを作る方法をご紹介します!
エスプレッソマシーンがなくても、おしゃれなラテアートを作ることは可能です!
お家で簡単に、おしゃれなコーヒーをいれちゃいましょう!
ラテアートってどうなってるの?仕組みは?
ラテアートをするために必要な機材を紹介する前に、簡単にラテアートについて説明します。
- ラテアートって、どうやってできてるの?
お店でおしゃれに出てくるコーヒーのうち、ミルクベースのコーヒーと呼ばれる牛乳を利用したコーヒーの上に描かれているのがラテアートです。
代表的なものは、ラテ、カプチーノ、モカ、フラットホワイト(オーストラリアやニュージーランド中心に飲まれています)ですね。
基本的にベースになっているのは、「エスプレッソ」と呼ばれる濃いめのコーヒーです。
そこに別で作ったミルクを流し込んで、ラテアートを作っていきます。
でもこれはただの冷たいミルクではなく、2層になっている温められたミルクでなくてはいけません。
2層というのは、「温まったミルク」と、蒸気を入れてふわふわの状態になった「フォームミルク(英語だとfroth milk)」です。
温かいミルクはカフェだと、エスプレッソマシンにより蒸気を入れて作ります。
さらに蒸気を入れ続けて作ったのが、ふわふわのフォームミルクです。
2層になったミルクを適度な割合で流し込んで作るのが、上記でご紹介したミルクベースのコーヒーになります。
ラテアートは、フォームミルクがコーヒーの表面に流れ込むタイミングで作っていくものです。
【豆知識】
エスプレッソの濃さは、コーヒー豆の粉の大きさで変わります。というのもエスプレッソができるプロセスというのが、粉の状態にしたコーヒー豆に熱いお湯をかけることで、圧力をかけられながらコーヒー粉の間を通って出てくることで、できるからです。お湯が粉の間を通る速さがコーヒー粉の粒の大きさによって変わるため、エスプレッソの濃さや味が変わってきます。
とにかく!
ラテアートの練習をするためには「エスプレッソ」と「ミルク」だけでなく、「フォームミルクを作る器具」も必要であることがお分かりいただけていれば幸いです。
エスプレッソマシンがあると楽だけど…高いよね
本来であれば上記このようなエスプレッソマシンがあれば、エスプレッソを本格的に抽出することができる上に、フォームミルクも作ることができるのですが…少しお値段が張りますね。
家庭用のエスプレッソマシンだと、だいたい安くて1万5千円〜、性能の良いものだと数十万円します。カフェなどで使われているエスプレッソマシンは、1台で複数カップぶんのエスプレッソを抽出することができるので、お値段は数十万円以上〜と高級です。
家でラテアート:必要な機材と材料
ラテアートには、エスプレッソが必要なのはもちろんです。
さらに、コーヒーの上にラテアートを描くためにはふわふわになったフォーム状のミルクが必要になります。
今回はそのフォーム状ミルクの作り方と、実際に作ってみたものを写真付きでご紹介します。
家でラテアートを作るときに必要なのは、こちらの4点!+コップです。
- 牛乳
- 粉末状コーヒー
- ミルクのジャー
- フレンチプレス
牛乳は市販の好きなものを利用してください。
豆乳などでも良いですが、ラテアートはスタンダードなミルクの方が作りやすいです。
では、上記4点がなぜ必要なのか、ご紹介しておきます。
コーヒー豆を粉にする必要がある!「粉末状コーヒー」
今回は、スーパーで一番安かった粉末状インスタントコーヒーを使ってご紹介します。
インスタントコーヒーなら、コーヒー豆を粉にする過程が不要になって楽です。
ラテアート練習用にするなら高いものを買っても勿体無いので、これでじゅうぶんです。
でも、味にこだわりがある方等、練習がてらコーヒーを飲むことも目的な場合は、お好きなコーヒー豆を挽いて、しっかりエスプレッソを作ってもOKです。
コーヒー豆を粉状にするには「コーヒーミル」や「グラインダー」などと呼ばれる機材が必要になります。
コーヒーミルやグラインダーのお値段は性能にもよりますが…
コーヒーミルは安くて5千円〜、自動グラインダーであれば数万円〜くらいです。
ちなみに筆者が使っているコーヒーミルはこれです。細かい粉になるのでお気に入りです!
【参考記事】ポーレックスのコーヒーミルを買ってみた!手動でゴリゴリ豆を挽くのが楽しいよ!使い方と手入れの仕方を紹介します
オーストラリアのカフェで働いていたときには自動のグラインダーを使っていましたが、日本では手動のミルを使っています。
いつか性能の良いグラインダーを買えたら良いなぁ…!
ふわふわミルクを作る「フレンチプレス」
フレンチプレスでフォーム状の牛乳を作ります。サイズは複数のサイズがあるので、1度に何杯作りたいかによってサイズを選ぶと良いと思います。
筆者はあくまでラテアート練習用なので、1杯分が作れる1番小さいものを選びました。
こちらはオーストラリアのBIG Wというスーパーマーケットで見つけました。
ミルクのジャーはあると便利!
フレンチプレスから直接カップにミルクを注げば、ラテアートはできなくはないです。
でも、ミルクのジャー(以下ミルクジャー)があった方が、断然ラテアートが作りやすいです。
オーストラリアでバリスタ志望の方は今後使っていくことになるので、1つ扱い慣れたジャーを持っておくのをおすすめします。仕事のトライアル時に「コーヒーを作ってみろ!」と言われることがほとんどなので、家で練習しておけると◎!
ちなみにわたしは、オーストラリアのMYERで購入したミルクジャーを使って練習していました。
ミルクジャーは色々な種類が売られていますが、選ぶときには上記のような形のものをおすすめします。
オーストラリアのほとんどのカフェで実際に使われている形がこのタイプです。
ツバのところがぴょこっと出ているので、ミルクを入れて量を図るるときの目分量を確認しやすいからおすすめ。
お好みの「コーヒー用カップ」
カップですが、カフェでよく見かけるコーヒー用のカップがあれば、ラテアートが作りやすいと思います。
練習目的の方は、小さめで丸くて浅めのカップを選ぶと良いと思います。
カップが小さめの方が、牛乳を1回に使う量を節約できます。
それではお待ちかね!ラテアートを作っていきましょう!
家でラテアート:フォームミルクの作り方
ラテアートの練習方法は、とってもシンプルで簡単です。
まずはフレンチプレスを使って、ふわふわのミルクを作っていきます。
牛乳の量は、使うカップいっぱいに注いだときの量でOK。
量を調整したら牛乳を耐熱素材の容器に注ぎかえて、電子レンジで温めましょう。
1分半ほど温めたら、フレンチプレスに移し入れます。(上記写真参照)
フレンチプレスの3分の1〜半分くらいまで入れるのがポイントです。
これをふわふわミルクにしていきます。
ひとまずフレンチプレスに牛乳を注いでみて、もし半分注いで余ったら、余ったぶんはミルクジャーに移し入れておきましょう。フレンチプレスで作ったフォーム状の牛乳も、あとでミルクジャーに入れます。
フレンチプレスの棒を一番下まで押し入れてから、取っ手を上下に押したり引っ張ったりすると泡ができていきます。
1分くらいテンポよく動かすと、牛乳のカサが増したのがわかります。
みてください!半分までしか入れなかった牛乳が、気づいたら満タンの量に!!
量が増えたように見えるのは、空気が入ってフォームミルクができているということです。
それでは、このふわふわミルクをミルクジャーに移し入れます。
こんな感じです。
ジャーをくるくるトントンして泡を消すと、しっかりとシルキーな光沢が見えてきます。
インスタントコーヒーは、電子レンジで牛乳を温めている間に作っておくのが良いですね。
コーヒーの量はカップの半分より少ないくらいまでにして、お湯を入れて液体状にしておきましょう。写真より少し多いくらいが良いと思います。
インスタントの粉を使うと、エスプレッソマシンで作ったエスプレッソと比べてかなり味が薄いです。
エスプレッソマシンでラテアートをするときと同じ要領でラテアートをすると、かなり薄味になります。
できたラテアートがこちらです。
まだ大きなハートしか作れないですが、ちょっとずつ練習していきたいと思います。
家でラテアート:練習時の裏技
最初の1杯目を作ったら、そのラテを何度も使いまわして練習することができます。
❶作ったものをそのままミルクジャーに流し戻して、再度くるくるする
牛乳とコーヒーが混ざって、薄い茶色のコーヒー(以下コーヒーミルク)になります。
❷最初に入っているべきエスプレッソぶんの量だけ、コーヒーミルクをカップに入れておく
❸コーヒーミルクの上からチョコレートパウダーをかける
❹残りのコーヒーミルクを流し込んで、チョコレートパウダーでラテアートを作る
カプチーノを作るときのようなイメージで、パウダーを使ってラテアートを作るという感じです。
この方法だとチョコレートパウダーがうまく模様になっていくので、何度も同じ牛乳を再利用してラテアートの練習を続けることができます。
そうすると、上記写真のようになります。
わたしは今回、家にチョコレートパウダーがなかった&飲むつもりがなかったので、パウダー状の胡椒で代用して練習しています。笑(どうでも良いですが胡椒って本当にくしゃみが出るんですね・・・)
家でラテアート:とっても簡単♪
フレンチプレスで作ったフォームミルクは、どうしてもエスプレッソマシンで作ったものよりも、キメの荒いものにはなってしまうとは思いますが…コツを掴むと上手になります。
テクニックや温度調整等をして改善策を見つけられるかもしれないので、実験あるのみです!
ちなみにですが、初めにできるフォームミルクよりも、2度目以降の使いまわして使っている時のフォームミルクの方が、ラテアートが作りやすいことを発見しました。
おそらく使いまわし時の方がミルクのフォームが柔らかく、実際にエスプレッソマシーンで作ったときのように細かい泡になっているんだと思います。
いつかバリスタとして働いたお金でエスプレッソマシーンを買うのを目標に、家でひたすら練習している毎日です。
この調子で少しずつ、複雑なラテアートができるようになっていきたいと思います!
たくさん練習して、素敵なラテアートを楽しみましょう!では、良いバリスタライフを!
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