自分が何者なのか、どんな人間なのか、考えたことがありませんか?
今回は、現在住んでいるオーストラリアで企業面接をした際に、衝撃を受けた経験によって学んだことをもとに、自分らしさの見つけ方をご紹介します。
海外ではなぜ自分らしさを持って生きている人が多いのかに、着目しました。
特に特技がない、好きなことがない人にとって、自分を確立するのは難しい課題です。
私はそうでした。
他の人と何が違うの?
私が私である意味は?
そんな疑問が胸に刺さって、自分が嫌いだったこともあります。
どうして自分を見失ってしまうのでしょうか?
答えは、簡単です。
自分のことをよく知らないからです。
日本の文化の中で過ごしていると、自己表現をする機会が少ないと感じます。
人の意見に同調することは、小さい頃から教わってきます。
人と同じように生きることがうまくなっていきます。
目立たないように、人に不快な思いをさせないような道徳を学んできます。
自己表現の仕方を教えてくれるような授業や、表現をしてそれを評価しようとする姿勢を伴う授業は、あまりなかったのではないでしょうか?
自己表現とは相手に興味を持つこと
先日、とある化粧品会社のグループ面接にお呼ばれしたので行ってきました。
面接会場は、席があって、面接官が堅苦しい質問をして、メンバーがこわばった顔で一生懸命に質問に答えるようなイメージで行きました。
しかし、ついてみると
店内の床にみんなであぐらをかきながら丸くなって座って、
一人一人が自分のパッションと、好きなお店の商品を説明していました。
とってもフランクで、自己表現を好きにして良いような場で、面接とは思えないような実践的な面接でした。
全員が上手に自分のパッションについて表現していきます。
こんなこと、私は今までしてきたことがありませんでした。
日本での就職活動のときには、自分について語る場はありましたが、自分の売り込み文句を伝えることが目的でした。
人が何を話しているのか、みんな真剣に聞いています。
共感することがあれば、躊躇なく声をあげます。
驚くことがあれば、みんな目を見開いて拍手します。
受け入れてもらえるんです。
自分が自分でいることを、堂々と表現して良いんです。
自分も他の人の意見を聞こうとすることが大切です。
他人から、新しい何かを取り入れようとします。
インプットをして、新しい発想を取り入れる、ということですね。
そうすると、自分の表現の仕方がわかってくるんです。
発信の必要性
日本は、発信途上の国であると言われているのをご存知ですか?
発信をしようとする人が少ない国なんです。
日本人はシャイだ、といわれるのも、無理はないですね。
発信をすることによって、自己理解が深まります。
自己表現をしていくうちに、自分のことを知っていくことができます。
日本の社会に生きていると、自分の気持ちを表現する、という機会がなくなっていきます。
自分のことがよくわからないと、自分が何者なのかがわからなくなります。
自分が好きなこと、嫌いなもの、したいこと、興味のあることがわからないなら、まずは発信をしていきましょう。
何を発信すれば良いの?
まずは自分の日常から見直していきましょう。
筆者も日々、ツイッターで何を呟くべきなのか、どんなブログが人のためになるのか、考えながら生きています。
例えば、ニュースを見て思ったこと、本を読んだ感想、育てている植物へかけている言葉など、自分が普段なんとなくしていることを発言に変えていきます。
そうすると、自分が何に喜びを感じるのか、何をしているときに楽しいと思っているのか、どんなことに嫌悪感を抱くのか、
発言しているうちにわかってきます。
筆者個人として最近ではYouTubeも始めたのですが、やってみると、発信の方法をすごく考えさせられるんです。
動画を撮って、編集して、完成させる、という作業が思っていたよりも面白くて、「私これ、好きだ!」という発見に繋がりました。
その動画を見てくれた人からは、自分ではわからない第三者からの意見を教えてもらうこともできます。
そうやって、自分自身の気づきへと繋がっていきます。
発信をしてみよう、という姿勢が、発信の仕方を教えてくれて、発信をしていくうちに、自分のことがわかっていくんです。
どうやって発信すればいいの?
まずはSNSから始めてみましょう。
ツイッター、インスタグラム、ブログ、YouTubeが始めやすいです。
海外にいても、日本にいても、インターネットは世界に繋がっています。
今生きている環境で発言をし始めるのが難しいようであれば、ネット上に自分を発信する新たな場所を作ってみると良いと思います。
それを評価してくれる人がたくさんいれば、あなたは情報源として価値を生み出していることになります。
私も、ブログの筆者としてのツイッターアカウントを持っています。
同じものに興味を持っている人たちをフォローしあうことで、日々発信の方法を学んでいます。
2019年7月現在、日本人口は1268億人です。
日本語で発信をして、これだけの人が世の中にいれば、同じように考えている人が1人もいないはずがないんです。
また、SNSの良いところは、他人が意見を伝えてくれることです。
ときには同意の意見だけでなく、厳しい声や、ただのアンチの声が聞こえてくることもあります。
それも、人のことを知るための1歩です。
人のことを知ることが、自分のことを知る一歩にもなります。
自分を見つけていきましょう!
自分が生き生きと、自己表現をしていきていれば、自分のことがゆっくりとわかってきます。
それにつられて人が自分に興味を持ってくれます!
その人たちが、また自分の可能性を広げてくれます。
もともと表現の仕方なんて学んできていないなら、最初はうまくできなくて当たり前です。
ゆっくりと自分にできる発信をしていくうちにこんな風に発信すればもっとうまく伝わりやすいんだ、とわかってくるようになります。
そうやって、自分を少しずつ確立させてあげましょう。
私は、自分をこうやって発信しているうちに、自分を知り、自分が自分であることの自信に繋がっています。
こうやってブログを書いている、YouTubeチャンネルを作っている、それが今の私の生き甲斐であり、個性であり、「私自身」です。
みなさんも、自分が見つかるように、応援しています。
それでは、今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました!