元彼から電話が来たので4年ぶりに話したらプロポーズされたから思ったことを綴ってみる

Life Style

YouTubeのタイトルみたいになってしまっていますが、たまにはこういう人間味のある内容も良いかなということで、需要があるかどうかは置いておきつつ綴らせてください。

今回は、先日筆者の身に実際に起こった出来事を、まずはストーリー風に完結にご説明します。

一通り流れを掴んで頂いた後、出来事に対する筆者の考え方を述べさせて頂きます。

  

人生に行き詰まり、前に進めない人の背中を押すことができるように結末付けています。

お時間に余裕があるときにでも小説を読むようなつもりで読んで頂ければ幸いです。

  

あらすじ

  

主人公の小麦は、オーストラリアにワーキングホリデー中。渡航してから8ヶ月に入ったところだった。

平凡に楽しい毎日を過ごしていたある日、いつものように家でブログの記事を書いていると携帯が鳴った。

大学時代2年間付き合っていた元彼からの電話だった。

彼は同じサークルの同期で、1年間の友達という期間の後付き合うこととなった。

懐かしい彼の漢字4文字が突然携帯画面に現れたのは、オーストラリア時間で午後9時、日本の午後8時頃。

彼の名前を見るのは4年ぶりだった。

  

電話を取ると、聞き覚えのある声と話し方。

それは彼のものではなく、共通するサークルの先輩だった。

彼の携帯を使って私に電話をしてきた先輩は、かなり酔っ払っているようだ。

先輩は、「7年間付き合った彼女にグアム旅行でプロポーズをしたら保留にされた!」と嘆く。

先輩がトイレに消えたすきに、元彼が自身の携帯を取り返し、「迷惑かけてごめんね、元気?」と話し始めた。

落ち着いた、少し低い、いつも人にはふざけたことしか言わない彼の、自分にしかしない優しい話し方は、脳裏に残る彼の記憶と変わっていない。

  

その後酔っ払った先輩を電車に乗せて帰宅した元彼から改めて電話がかかってくる。

この日はオーストラリア時間で午前1時から2時間、懐かしい思い出話に浸ることになった。

親友みたいなカップルだったと互いに自画自賛し、楽しかった頃の話しや近況報告に盛り上がる。

「早く日本に帰っておいでよ。飲みに行こう。」

2年間、誰よりも近い存在だった元彼と、別れをおきに突然遠い存在になり、疎遠になったことは、悲しいことでもあり不思議な感覚を覚えていた小麦は、

また自分に会いたいと言ってくれている彼の存在にありがたい気持ちでいっぱいになる。

  

その数日後、また電話がかかってくる。彼は次の日も仕事だというのに、夜な夜な4時間以上の長電話をした。

そんなときに元彼はさらっと、小麦にプロポーズをしたのだった。

「俺が養うから、結婚してくれない?」

  

今回はこの経験から感じた小麦の正直な思いと、時間の経過により学んだことを、オーストラリアのワーホリを通して成長した部分と重ね合わせて考察していく。

  

4年越しにプロポーズをされて感じたこと

  

その前に一言申させてください。

  

Komugi

論文書いてる気分になってきた・・・笑

  

なのでここからはもうちょっとポップにいきますね!

それでは本題に戻ります!

  

あの頃とは違う自分

  

結論から述べますと、プロポーズをされて改めて、

状況も自分も変わったという事実を実感しました。

  

別れてから4年、その後他にも恋愛はしてきた筆者ですが、この元彼(以下T)と過ごした2年1ヶ月は、忘れることのない思い出として残っています。

Tにとっても同じようで、付き合っていた頃一緒に行った場所に行くと筆者のことを思い出し、今でも悲しい気持ちになると教えてくれました。

筆者は日本にいないので彼を思い出すような場所に行くことは今でこそありませんが、人と出会うたびに彼と比較してしまう部分はあります。

互いに美味しいものを食べることが好きな部分、

美味しいものを探すことへの熱が強い部分、

酒を飲むのが好きな部分、

酒をたしなむことも好きな部分、

旅行が好きな部分、

音楽の趣味(彼の方が専門性は高いですが)や映画の趣味があう部分など、

共通点が多いため、一緒にいて毎日を楽しむことが簡単にできるような相手でした。

分野は違うとはいえ互いに不動産会社に勤めていたため、苦労も分かち合えました。

2週間のインターンシップも同じ会社で同時に受けることになり、秘密にするのを楽しんだこともあります。

彼は筆者が彼女であることを誇りに思っていてくれたのが良くわかり、自分の友人によく自慢しているのを見ていたので、愛も感じていました。

  

とまぁちょっと惚気のようになってきてしまったところで何が言いたかったかと言うと!!

今でも懐かしさで暖かい気持ちになるとはいえど、もう自分が違う道を歩いていることを実感することができた、ということです。

あの頃のようになるのも良いかもしれない、そう思ってしまったことは認めますが

筆者が歩きたい道と、彼の歩いていく道は、悲しくも交差することがないとわかったとき、自分の道を行く、と迷いなく決断することができました。

今までの筆者なら、彼と一緒にいるための道を選んでいたと思います。

  

オーストラリアでの経験は、筆者を大きく変えてくれました。

特にここ数ヶ月です。

その話は後日別記事で述べたいと思います。

  

  

人のために生きない

  

前述でも触れたように、今まで筆者は無意識に、彼氏の行きたい場所に自分の居場所を移動する方法を選択していました。

そうやって成り立つ愛なのであれば、それが苦痛だとは思うことはない、そう信じていました。

例えば、彼が行きたいというからグアムに行ったし、マレーシアにも行きました。

彼が行きたいというから筆者も不動産会社に務めました。

  

人のために居場所を変えると、思っているよりも自分がきつい思いをする、ということを知ることになったのは、とある出来事です。

これは正直、Tではない次に付き合った元彼と韓国に住んだ経験の後、ひとりでオーストラリアに来てからやっと気づいたことです。

韓国では、彼氏はいつもそばにいるという状況なのにもかかわらず、何度も何度も、本当に日本に帰りたい、日本のみんなに会いたい、とひとり涙を流していたのを覚えています。

彼氏が彼女と自分の親友と一緒に住みたいと言うから、彼氏のためだけに彼氏とその親友と一緒に韓国に住み、自分には友人もいない中一人、彼との将来だけを光だと信じて生活していました。

インスタグラムで日本の友人が楽しそうにしているのを見ているから辛いだけなのかもしれないと思い、インスタグラムを一切開かないようにしていた時期もあります。

孤独感を人生で一番感じていた期間でした。

  

現在は自分の意思でオーストラリアに来て、自分のしたいことをして、自分のために働いて生きています。

日本の友人と離れていて辛いと感じることはしょっちゅうですし、今でもインスタグラムをみると悲しい気持ちになってしまうのは間違いのない事実ですが、

韓国にいた頃とは比べものにならないくらい、今の自分は生き生きしています。

当時感じていた、胸がはちきれそうなくらいさみしくて辛いという感情は、もう一切感じなくなりました。

裕福な彼氏とお金の心配をしずに生きていたあの頃と比べると、今の生活は金銭的にも人生プラン的にもずっと不安定なはずなのに、今の自分には根拠のない自信と、満足感を得ています。

  

人生を他人に擦り合わせて生きた結果、自分の心がすり減っていきました。

彼のそばにいることが自分の意思だと信じ、彼のために身を移したことにより、自分は想像以上にダメージを受けました。

誰かと一緒に居たいから、自分は居たいと思わない場所に行く、という選択肢は、もう取ろうと思いません。

だからこそ、日本で仕事をしていたいTと一緒にいるために、自分が住みたい国に行かない、という選択肢は考えられない、とはっきりと結論を出した自分に、自分でも驚いています。

  

逆に、もしも彼のそばにいたい、という意思以外にやりたいこと、住みたい場所がない上で彼の行きたい場所に行くならば、やってみる価値はあると思います。

筆者の場合、韓国は住みたい国ではないのがわかっているのに、日本ではないから試してみよう、という気持ちで始めた結果、やはりあいませんでした。

行く先に違和感を感じないのであれば、試してみるのも良いですが、それが完全に彼の為だけ、という結論になってしまう場合は後々後悔することになるのかもしれません。

  

自分を優先したい

  

  

人のために生きない、ということは同時に、自分を優先して生きる、ということに繋がります。

オーストラリアにいる間、自分の人生に影響を与える人たち数人に、出会うことができました。

価値観が変わって行くにつれはっきりしたのが、自分の生きたい人生像です。

まだ口に出して綺麗に説明ができるほど明確にはなっていませんが、

どうやって生きていきたくないのか、どんな人生をどういうところで歩んでいきたいのか、見えてきたのです。

そして、今はそれに向かって歩き続ける時期なのだと感じています。

  

自分の人生に光を与えてくれる人は素直に受け入れ、そうでない人から負の影響を受けないように生きて行く。

簡単なようで、できていないことばかりでした。

私は私が行きたい道に進む。その道で出会う人を受け入れ、その道から外れる選択はしない。

そう思うようになったのは、オーストラリアでの経験が大きく影響しています。

  

彼が日本で仕事をしていたい、だから彼のために日本で仕事をする、という選択肢は、今の自分にはありません。

自分のしたいことをする、人の希望に左右されない。

後悔しないように生きるための秘訣だと感じています。

  

自分の力で開いた道を歩みたい

  

  

「俺が養うから」

そんなオファーをしてくれる人がいる、ということはとても嬉しいことです。

自分が働いて稼いだお金で他人を食べさせていく、という決断は、簡単にはできないと思います。

彼が帰ってくるのを家でご飯を作って待っている、という素敵な将来が描けるかもしれません。

以前の筆者は、そんな甘い言葉を信じ、相手があってこその未来を描きたいようなタイプでした。

でも、他人ありきの生活がいかに不安定であるか、いかに自分に権力がないか、いかに自分の行動範囲を狭めてしまうか、最近の付き合いから学んだ結果、今は自分の力でそこに立っていたい、という気持ちが大きくなっていました。

彼がいないと生きていけない、彼がいないとここには住めない、そんな自分の意思に反する生活は、もうしたくない。

自分が生きていけないから、彼から離れられない、そんな生き方は窮屈です。

  

もちろん、結婚をしても仕事を続けることはできますが、彼の望みには反してしまうことでしょう。

疲れた自分を癒してくれる相手が欲しい、という彼にとっては、相手まで仕事で疲れてしまっていては逆効果です。

付き合っていた頃に心の拠り所になっていた筆者のことを、またそばに置いておきたかったのだろうと思います。

今までの筆者なら、喜んでイエスと答えていましたが、時は過ぎ、筆者の価値観は変わりました。

  

人の意思は変わることを学んだ

  

人は、気分が良いときと悪いときで、意見をコロコロ変える生き物です。

今仲良くて、幸せを感じているときには、俺が養う!なんて寛大なことが言える彼でも、喧嘩をしたり、何かがうまく行っていなかったり、気に食わないことがあれば意見を変えてくるでしょう。

それは恋愛でも、職場関係でも、友人関係でも同じことが言えます。

自分の立場が悪くなったときに言葉に責任を持って動ける人なんて、そういないのではないでしょうか。

  

彼がこう言うから、身を任せて生きる!

という選択肢は、自分を危険に晒します。

彼がいなくなったときにも、自分の人生に幸せを感じて生きることができるような環境は、自分で作っておきたいと感じました。

結局、何があっても裏切らないのは自分と自分のした努力の功績です。

  

  

自分の言葉は曲げねえ!

  

はい、どっかのナルト氏のようになってしまいましたが、これ、大切です!

しなやかに生きていく上で、軸を持って強く生きていきたいとも思っています。

頑固でいることと、強く生きることとは別物です。

柔軟に、流されるように生きることと、人の意思に流されて生きるのとでも別物です。

  

壁にぶち当たる、ということは、人生のレベルアップをしている、ということだと聞いたことがあります。

辛いことがあってもワクワクしているのなら、それは正しい道に進んでいるサインだと、教えてもらいました。

今まで違和感が消えなかった状況から抜けて、やっとしがらみのない生活に慣れ、毎日ワクワクしているうちに、これが自分の進みたい道だ、と考えるようになりました。

自分の進みたい道がわかったなら、それに向かって突き進むしかありません!

  

とはいえ、まだまだ明確にやりたいことを決めたわけではありませんが、自分の進みたい方向じゃない道は、何と無くわかっています。

そんな心の声に正直に寄り添うことが、今できることであると思っています。

  

気持ちに正直に生きる

  

  

オーストラリアに来たのは、なんとなく住んでみたい国だったから。

メルボルンに行ったのは、シドニーには行ったことがあったから。

ブリスベンに来たのは、友人におすすめされたから。

と、特にこれといった目的はない流れに乗って、ここまで来ました。

そんなブリスベンでやっと、自分のことがわかり始め、どんな人生がしっくりくるのか、わかって来ました。正直、ここまで自分が変わることになるとは、予想にもしていませんでした。

その上で今、確信を持って言えるのは、自分の意思で動き始めてから、自分の道が見えて来た、ということです。

気持ちに素直に、これをしたら自分が満足するだろうな、という方向に、自分を優先して動いた結果、今は根拠のない幸せに溢れています。

未来のために一生懸命に考えて動くことと、今を犠牲にすることが別物であることを、オーストラリアで学びました。

オーストラリアという土地と、ここで出会った人たちには、本当にたくさんのものを学ばせてもらっています。

  

先に進もう!

  

昔の思い出に浸る時間も大切ですが、昨日が過ぎたら今日は新しい自分です!

そして、それは周りも同じです。

悲しい思いをすることもありますが、自分が先に進んでいれば、後ろ髪引かれるものなど振り払ってしまいたくなるはずです。

ついてくるものは大切すれば良いですし、ずれたものは置いて歩くことで

もう過ぎたことはどうでもいいから、今を楽しく生きるために、将来をもっと明るく照らすために、何をすればいいのかわかってくると思います。

歩いて来た道に残して来たものには、出会った理由も、置いていった理由も存在します。

無駄なことなんてないので、迷わず歩き続けましょう。

明日が来たら、自分のために使ってやりましょう!

  

ということで今回は、筆者が元彼から電話がきたことを通して感じた自分の成長と、前向きになれている理由をシェアしました。

ポジティブになった理由も、今度別記事でシェアします。気になる方はチェックしてみてください^^

  

最後まで読んでくださって、ありがとうございました!

オーストラリアに来てからのポジティブな変化をまとめました!