ずっと多国籍の人たちと一緒にシェアルームをしているうちに、スペイン人から衝撃的な異文化について教えてもらったのでシェアします。
オーストラリアに来てからというもの、様々な国の人たちと生活を共にするようになって、あることに気づきました。
私服をアイロンがけする人が多い・・・!
ただの外出をするときにも、アイロンをかけます。
パッキングをするときも、アイロンをかけます。
仕事に行かなくても、アイロンをかけます。
しかも私が見かけたのは全員男性です。
・・・私、会社で着る服以外アイロンかけたことない・・・
(日本ではこれが当たり前ですよね?ですよね?)
ということで、他国のもっと詳しいアイロンがけ事情が知りたくなったので
振り向いたらそこにいたスペイン人に
アイロンがけ事情について聞いてみました!
これがとっても興味深かったので、ご報告します!
スペインでアイロンがけは生活の一部!
あのさぁ、スペイン人ってアイロンって結構かける?
え?当たり前じゃん…どういうこと?
当然すぎることを聞いてしまったようで、どんな質問だよって顔されちゃいました。笑
それくらい当たり前のようです。
彼女の家では、洗濯をして、乾燥機にかけられた服は、アイロン待ちのボックスに入れます。
もし着たい服がその中に入っていてアイロンがかかっていなかったら断念するか、速攻でアイロンをかけてから着る、と言っていました。Tシャツ一枚でもです!
服を洗うたびにアイロンするなんて、手間だと思わないの?
小さい頃から当たり前のようにやってるから、ベットのシーツを敷くみたいな感覚かな。
面倒でも、やらなきゃおかしいことすぎて、やらないという発想にならないらしいです。
家事の1つになっていて、みんなでテレビをみているときに誰かが日替わりでアイロンをかけているのが日常的な風景なんだとか。
いくつのときからするものなの?
小さい頃、やってみたい!って言ってやらせてもらってたから、それからかな。今じゃ無心でする家事のひとつだけど。笑
洗濯して、乾かして、アイロンをかけて、畳んで、しまう。
どれも必須のステップです。
スペインでアイロンがけ:家族と住んでいるならマスト!
一人暮らしをしている若い人たちは比較的怠けがちなので、あまり気にせずにシワのままで服を着ている人たちも多いそうです。
服をみて、ピシッと着ていれば家族と一緒に住んでて、そうじゃなければ一人暮らしだな、って想像がつくんだとか。
お兄ちゃんが別の街で一人暮らしを始めたときに、お母さんが、ちゃんとアイロンがけしてるか電話で確認していたそう。
してないよ!忙しいもん!と答えたお兄さんに向かって、
他の人にみっともないと思われるでしょ!
なんていう会話をしていた、と本人も苦笑い。
彼女も、今私がこんな生活してるって知ったらお母さんに殺される…と言っていました。笑
なので、家族で住んでいるときには間違いなく日頃からアイロンをかけます。
かけないなんてありえないそうです。
世代ごとに、アイロンがけ文化もどんどん緩くなっているのかな?
かもしれないけど、もし自分が将来家族を持ったらときは私もアイロンがけをするし、子供にも絶対教えるよ。
子供の頃からの価値観や、文化は簡単には変わりませんね。
スペインでアイロンがけ:何をアイロンがけするの?
下着以外、何にでもかけます。
ジーンズも、セーターも、靴下も、パジャマもかけます!
彼女が子供の頃は、寝る直前にお母さんがパジャマにアイロンをかけてくれて、あったかいのを楽しんでいた、という心あたたまる思い出エピソードを教えてくれました。
お母さんは慣れているので、ズボンのポケットの中までかけるそうです。
もうアイロンがけのプロですね。
それは除菌効果を狙ってたりするの?
そんなことはないと思うけど・・・もしかしたらそうなのかも。笑
教えてもらっていないということはそうじゃないのかもしれないし、
理由がなんであれどうせアイロンをかけるものだから、説明の必要がないという親の判断なのかもしれないです。
アイロンがけが当たり前になりすぎて、そもそもの除菌という目的が忘れられてしまっている可能性も。笑
スペイン在住の方からツイッターで頂いた情報では、除菌や殺菌のためにアイロンをかける、とおっしゃっていたので、
アイロンがけが常識になりすぎて知られていない理由になってしまっているのかもしれません。
スペインでアイロンがけ:かけなきゃそんなにまずいの?
まずい、というほどではありませんが、人の服のシワは普段から結構見てしまう、とのこと。
じゃあもしシワのある服を着ていたら、この人とは付き合いたくないな〜とか思う?
そこまで思わないよ!笑
でも、そういう人なんだなって気にはするかな。
アイロンがけをしていない服を着ているからって、この人育ち悪いな、という目で見たりするわけではありません。
ただ、親の立場としては家族をシワのある服で外に出すことは厳禁のようです。
スペインで使うアイロンは2種類ある!
どんな服でも同じようにアイロンかけるの?
ううん、アイロンは2種類使い分けてるよ!
それそれ!そういう情報欲しかったよ!!
どうやら蒸気を使うアイロンと、日本でも見る一般的なアイロン2つを併用するらしいんです。
この蒸気のアイロンはVaporella steam ironと呼ばれて、ボイラーがアイロンの下にくっついています。
ボイラーから作られる強い蒸気の力によりアイロンがけができるようになっている仕組みです。
日本で一般的に使われているものは、アイロン自体に水を貯めるものだと思います。なので見た目も全然違います。
ボタンを押すと、平たい面からブワーッと蒸気が出てくるアイロンです。
蒸気の力が強く、素早く使えるので、忙しいときにはこちらを使います。
今着たい服がアイロンかかってない!というときでも、お母さんにストップをかけられるからそのときは蒸気の方を使う、というリアルな生活の様子を語ってくれました。笑
これなら1分もあれば綺麗になるそうです。
また、ジーンズ素材のものなど、厚みのあるものはこちらを使うそうですよ。
先ほどのアイロンがけによる殺菌目的についてですが、
Vaporella steam ironを開発している会社が殺菌効果をうたっていました。
殺菌のためのアイロンがけなら、下着や靴下などの人目につかない部分までアイロンをかけるようになったのも納得できます。
日本でも一般的に使われている方は、Tシャツやシャツをアイロンがけするときに使います。
スペインの文化に驚き!
文化が違いすぎて面白いや!
こっちも今びっくりしてるよ!笑
ご飯を食べたら食器を洗う、くらい当たり前の生活習慣だそうで、
アイロンがけを当たり前にすることに驚いていることに驚かれました。笑
今はオーストラリアにいるからしてないけど、またスペインに帰ったら当たり前にアイロンがけをするようになると思うよ!
スペインでは、本当に必須の家事なんですね。
ちなみにどうやら、硬水だと洗濯物がシワになりやすいらしいです。
日本はほとんどの地域が軟水なので、シワが気になりにくいんですね。(だから気にならなかったと言い訳してみる)
スペインは、観光地として有名なところだとバルセロナやバレンシアは硬水です。
友人はバルセロナ地域出身なので、納得しました。
土地が違えば文化が違う、文化が違えば価値観が違う!違う文化を知るのは面白い!
もちろん家庭によって多少違うことはあると思いますが、ほとんどの家庭では同じだと思うって本人が言ってました。
ご参考までに楽しんで頂けていたら幸いです!
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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