Google(グーグル)の検索エンジン(サーチエンジン)シェア率が圧倒的に高いなか、一定数がBing(ビング)という検索エンジンを利用して調べ物をしています。
Bingとは、Microsoft社が運営する検索エンジンです。
この記事では、
・前半は一般的なBingの使い方
・後半ではブロガーなどが注目すべきBingのSEO対策
についてご紹介します。
※SEO = Search Engine Optimization (検索エンジンの最適化)
ブロガーやアフィリエイターが記事を書く際に参考とする情報のことです。一般の方は無視してください。
Bingが実際に使う価値のある検索エンジンなのかをまとめます。
使うべき機能や、どんなときに使えば便利なのかもお伝えするので、ぜひ活用してみてください。
【ブロガーさんへ】
最初にネタバレをすると、SEO対策としては引き続きグーグル対策だけしておけば良さそうです。
調査した結果が個人的に面白かったので、あえて記事にしています。SEO対策に関してはなんの参考にもならないので、興味のある方だけ流し読みして頂ければと思います。
この記事では、ブロガーさんに向けてBingのキーワード上位傾向と、日本を含む全国の検索エンジンのシェア率を比較しています。
今後のブログ運営で、いつか何かの役にたつかもしれないので、シェアします。
Bingとは?
日本で一般的な検索エンジンには、グーグルの他にもYahoo(ヤフー)が挙げられますが、Bingという検索エンジンを利用している人も一定数います。
まず、グーグルとヤフーで同じキーワードを入力して検索した場合、結果は多少異なります。
・グーグル:ユーザーに適した検索結果になる
・ヤフー:Yahooのサービス表示も検索される
グーグルで検索した場合、「ユーザーの所在地」や「直前の検索結果」を中心にユーザーに適した「パーソナライズド検索」がされます。ヤフーのサービスであるYahoo知恵袋やYahooショッピングの結果は表示されにくいです。
一方でYahoo検索をした場合は、ヤフーのサービスで提供している情報もあわせて表示されやすいです。
しかし、それ以外の部分では検索は似通っていることが多いです。
次にBingですが、こちらはグーグルやヤフーと検索結果が大きく異なることがあります。検索結果について詳しくは後述します。
Bingはアメリカが先行して提供を開始した検索エンジンです。日本では日本マイクロソフト社が2010年7月から公式提供を始めた、比較的若い検索エンジンになります。
Bingの検索画面を開くと、上記写真のように美しい写真が背景になっているのが特徴的な検索エンジンです。
背景の写真は毎日かわります。
今日の写真は「マンハッタンヘンジ」というアメリカのニューヨーク市の中心街で撮られたものだそうです。
最近のホームページに使われた写真も振り返って見ることができます。これを楽しみにBingを使っている人もいるんだとか。
どれも美しい写真なので、ぜひチェックしてみてくださいね。
Bingの便利な機能
BingにはBingならではの便利な機能が揃っています。
・現在放送中のテレビ番組がリストアップされる
・連続ドラマのあらすじやタレント情報が簡単に出てくる
・Hotmailに画像の貼り付けが簡単にできる
・PowerPointなどのOfficeやIMEを使っている最中にBingで検索できる
・Bingバーを使うとFacebookに検索結果からイイネが押せる
このように多くの機能が揃っているハズなのですが、筆者がWindowsではなくMacbookを利用しているからか、うまく作動しませんでした。
Windowsを使っている方は試してみてください。
Bingとグーグルを上手に使い分ける方法
Bingの検索結果とグーグルの検索結果を比べると、上に上がってくるサイト(以下「上位表示する」と表記します) が違うことがわかります。(上記でグーグルとヤフーと検索結果は似ていることをお伝えしたので、今回はBingとグーグルを中心に比較します。)
結局、グーグルとBingどちらの方が優れた検索結果を表示してくれるのでしょうか?
結論は、両方とも使うべし、です。
なぜなら、検索キーワードによって優れた答えを出してくれる検索エンジンが違うからです。
それでは実際に検索したいキーワードを入力して、グーグルとBingそれぞれの検索結果をみてみます。
「🔎 カナダ 留学」で検索した結果
例えば、グーグルとBingのそれぞれで「🔎 カナダ 留学」で検索してみた結果をご覧下さい。
まずはグーグルです。上位に表示されているのは語学学校が運営している公式サイトが多いです。
2ページ目まで行くと、語学学校ではなく一般の人が書いたブログがちらほら見つかりました。YouTube動画は上がってきません。
次にBingです。
上位表示の1ページ目にまず広告記事(お金を払って上位表示させています)5件、そのあとに語学学校のサイトが6件、そのあとにまた広告記事が3件見つかりました。
1ページ目の最後には、YouTubeの検索結果も表示されています。
一瞬だけ宣伝させて下さい!YouTubeの3つめに出ている動画は私のYouTube動画です。思いがけず発見したので嬉しかったから宣伝しました。以上です。
次のページに行くと、また語学学校の記事が続きます。
これはおそらく検索エンジン側が、「カナダ 留学」で検索した人が知りたいのは「語学学校の情報」であると認識しているからだと思われます。
他にもいくつかのキーワードを検索をしてみた結果、以前までYouTubeの上位検索表示にYouTube動画が優先的にアップされていた検索キーワードでも、動画より先にサイトが優先的に検索上位にヒットするようになっていることがわかりました。
YouTubeはグーグルが運営をしているため、以前まではグーグルの検索結果には優先的にYouTube動画が上位表示されていたのですが、最近はまた方針が変わったようです。
「🔎 ブログ 始め方」で検索した結果
- まずはグーグルの検索結果です。
こちらは3件目にYouTubeの動画が上位表示されています。ユーチューバーたちは左から順番に、マナブさん、ヒトデさん、もふもふ不動産さんです。全員ブロガー界で知らない人はいないであろう3神です。
YouTube動画を除くと、検索の上位表示サイトは上から順番に企業の公式サイト、企業の公式サイト、企業の公式サイト・・・。「ブログの運営」に特化しているわけではないので、記事の内容としては深くありませんでした。
グーグルは読者にとって役に立つサイトの上位表示をしているはずなのに・・・。
筆者自身がブログを始めるときに参考にさせて頂いた、ヒトデブログのブログの始め方という記事は現在、上位表示から飛ばされています。以前は上位表示されていました。
ヒトデさんのこの記事は、本当にどこの誰が書いた記事よりもわかりやすくて、正直いま上位表示されている記事よりも断然価値がある記事だと言えます。(ヒトデさんのYouTube動画は上位表示されていますが)
そのような、圧倒的に読者のために作り込まれた記事が上位表示されなくなってしまったグーグルの判断は、読者にとって役に立つ判断と言えるのか正直疑問です。
現在のグーグルの方針として、企業の公式サイトを優先的に上位表示させていることを考えると、本当に必要な情報が書かれている個人のブログを探すためには検索ページをさかのぼる必要があることがわかりました。
- 次にBingの検索結果です。
またしても広告記事が上位表示されています。
これは筆者の見解ですが、「広告記事に価値があるかは読んでみないとわからないこと」「それなりにお金をかけて上位表示させている記事には価値がある可能性もあること」を考えると、邪魔扱いばかりするのも良くないでしょう。
5件の広告記事のあとには、広告表示ではない記事が上位表示しています。
ご覧ください。ヒトデさんのブログが堂々1位です。(サイトURLがhttps://hitodeblog.comで始まっているのがヒトデさんのブログです)
グーグルの数年前の検索結果に似ているような・・・
この検索結果に上がってきた記事を読んでみた結果、正直グーグルで上位表示されていた記事よりも高品質な記事が多いと感じました。
あくまで私の肌感覚ですけどね★
- 【結論】Bingとグーグルを両立するべし
他にも検索結果をみてみた結果、感じたことは以下です。
・グーグル:特に少し専門的な知識について検索をした場合、企業のサイトが上位表示しやすい
・Bing:企業のサイトが上位表示することもあれば、個人ブログが上位表示されることもある
結論、
良くわかりませんでした!
わかったことは、グーグルとBingでは検索結果の上位表示が異なること、
検索エンジンの神グーグルの検索結果よりも、Bingの方がより良い検索結果を出してくれる場合があることです。
検索結果が違うので、大切な調べ物をするときには両方の検索エンジンを両立して使うことで、より良い情報収集ができるはずです。
BingのSEO対策方法とは?
ここから先はブロガーさん向けの情報になります。
現在運営している他ブログに、グーグルやヤフーでは検索圏外になっている記事へのアクセスがあることに気づきました。
こちらの写真をご覧ください。
左から、グーグル、ヤフー、Bingの順番で上位表示されているキーワード表の一部です。
このように、グーグルやヤフーでは検索結果圏外でも、Bingでは上位表示されていることがわかります。
グーグルやヤフーで上位表示されているキーワードは、Bingでも上位表示されやすい傾向があります。
しかし、Bingで上位表示されているキーワードが必ずしもグーグルやヤフーで上位表示されているとは限らないことがわかりました。
と言うことで結論、グーグルで上位表示されるような記事を書けば良いことがわかりますね。(結局って感じですみません)
- Bingのシェア率が上がれば企業サイトに勝てる可能性も上がるかも?
グーグルのアップデートにより、YMYL( Your money or your life)に関する記事や健康や医学に関する情報などの専門的な知識を必要とする場合は、大手企業や病院などの専門家が掲載している記事が検索上位に上がりやすいのは今や常識になっています。
それに関しては個人的にも、グーグルは正しい判断をしていると思っているのですが、少し理解がしずらい範囲にまでその力が及んでいる気がしています。
上位に上がる記事とキーワードをみていると、大手企業の記事よりも事実上で価値がある記事なら、Bingで上位表示しやすい傾向にあるような気がしています。あくまで気がしているだけですが。
Bingには今後もグーグルのような判断をしないで頂きたいと願うばかりです。(なんだそれ)
検索エンジンのシェア率を比較
実際にBingはどれくらいのシェア率で検索エンジンとして利用されているのでしょうか?多く使われている検索エンジンを調べてみました。
世界の検索エンジンのシェア率を比較してみます。
比較するのは以下3つです。
・日本
・アメリカ
・全国
日本の検索エンジンのシェア率
・グーグル:76.75%
・ヤフー:19.87%
・Bing:2.9%
日本で使われている検索エンジンはご覧の通り、グーグルの次にヤフー、その次にBingの順番でシェア率をしめています。
ブロガーのみなさんにとっては当たり前と言うか、感覚でもわかっていた結果だと思います。
しかし、アメリカの検索エンジンのシェア率をみてみると、驚きの結果に。
アメリカの検索エンジンのシェア率
・グーグル:88.21%
・Bing:6.55%
・ヤフー:3.65%
グーグルが堂々1位のシェア率を獲得していますが、次にヤフーを抜いてBingが2位です。
ほぼ3%も差が生まれているので、なかなか大きい差ですね。
全国の検索エンジンの率
・グーグル:91.89%
・Bing:2.79%
・ヤフー:1.89%
全てのシェア率の共通点として、グーグルは圧倒的な検索エンジンシェア率を誇っています。
しかし驚くことに、全国での検索エンジンシェア率もBingがヤフーを越して2位を獲得しています。
世界はBingに傾いていることを考えると、グローバル化が進む日本でもBingのシェア率が上がっていく可能性もありますね。
参考資料として、上の写真は日本の2017年のシェア率です。
2017年の検索エンジンのシェア率と、2020年のシェア率を比較してみます。
検索エンジン | グーグル | ヤフー | Bing |
---|---|---|---|
2017年 | 62.7% | 31.1% | 5.4% |
2020年 | 76.75% | 19.87% | 2.9% |
グーグルが上がっていて、ヤフーもBingも下がっている。笑
今後もグーグルの圧倒的市場は続くのかもしれないですね・・・。ヤフーとBingを使っている人たちの比率もあまり変わっていないようです。
アメリカに前へならえの習慣がある日本がヤフーを使い続けているのは、少し驚きです。
Bingの対策はアクセス数の抜け道になるんじゃ・・・!と思いましたが、そのような様子は一切うかがえない結果となりました。ブロガー初心者のはかない夢、乙です。
【結論】BingのSEO対策の必要性は?
結論としては、今後長い目で見るとBingのSEO対策はおこたってはいけないように思います。
しかし、結局のところグーグルのシェア率をBingやヤフーが上回る将来は、近くはないと考えられます。
と言うことでブロガーのみなさんは今後も変わらずに、検索エンジンの神とたたえられているグーグルのSEO対策に注力すれば良いようです。
とはいえBingもあなどれないことがわかったので、少し頭の片隅に置いておけばいつか何かの役にたつかもしれません!(と言っておきます)
結局なんの役にも立たない記事ですみません・・・。調べる手間くらいははぶけた内容になっていれば嬉しいです。
SEOが本当にうまく伸びない人ができる対処法
「どうしてもSEO対策がうまくいかない」「思うように検索流入が伸びない」という人は、SEOの解析ツールを使ってみましょう。
このような人は、記事のどこをどのように編集すれば良いのかがよくわかっていないから流入が入ってきていない場合がほとんどです。
「SEOマスターTune」は、100項目以上のSEO要素のチェックをボタン1つで簡単におこなってくれる便利ツールです。Googleの順位決定要素に重要とされる要素は全てチェックしてアドバイスを作成してくれます。
プロレベルのSEO対策を7日間無料で試すことができるので、この機会に自分のブログレベルをアップさせてみてください。
今回は以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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